手術を終えた

手術してきた。

 

ベロの先にbb弾ぐらいのできものがあったんだけど、それを切除して縫合する手術。

 

このできものは多分5年前ぐらいから出来ててずーっと気付いてたものの別に痛くもないしほっといてたんだけど、友達に「舌ピアス空けたのかと思ってた」と言われて治療する事を決めた。

 

なるほど就職が上手くいかなかったのも、周囲からなんとなく壁がある扱いを受けたのも

この舌のせいだったのね。

 

手術って言っても麻酔して切除して縫うだけで10分くらいだった。

とはいえ麻酔の注射をベロの先に射つのは怖かった。

激痛ってほどではなかったけど涙目にはなってた。

できものの周りに四ヶ所注射したんだけど、てっきり一発だと思い込んでた。

だから二発目の時に「聞いてないよ」と思ったんだけど言えない。舌つままれてるし。

なので足をプルプルさせ涙目の三十路をお医者さんと看護婦さんに見せてしまった。

切除中は看護婦さんがベロをつまみお医者さんが切除したんだけど、

途中喉の奥に唾液が来てゴクッと飲み込みたいのに舌を掴まれてるせいでビクッとした感じになってしまった。

看護婦さんが「大丈夫ですよ、もうすぐ終わりますからね。」と優しく声をかけてくれる。

 

もしかして怖がってると思われたのだろうか。いや、怖いのは怖いんだけどそうじゃなくて喉に唾が溜まってきてるのに舌が使えないせいで…

と思ってる間にもビクッビクしてお医者さんに「痛くないですよね?」と訊かれる。

はい。とすら言えないので2mmぐらい頷き唾液を飲み込むのは諦める。

気管支までは来なそうだけど噎せたりしたら悲惨なので(初めてむせるっていう漢字を知った)

ハリウッドザコシショウのことだけを考えて意識を別に向けてた。

 

結局ホントにすぐ終わって何事もなかったんだけどまあ術後が喋りづらい。

普通にしてれば舌の先はジンジンしてるだけなんだけど話そうとすると痛い。

なんか血とか出てないかなと思って洗面所で唾を吐いても痛い。

薬飲む前になんか食べなきゃと思って

テーブルにあったコンビニのネギトロ巻きを口に入れても8回ぐらいしか噛めずに食べ終わった。

そもそもネギトロ巻き一本で夕飯が終わるのも普段の自分には考えられないことでこんなにも食欲失せるのかと驚いてる。

あとネギトロ巻きを噛んだらワサビの存在に気付いた時は捨てようかと思ったけど別に激痛は来なかったので食べきった。